営業・商談
商談数を増やすには?律速(ボトルネック)の見つけ方
商談数が伸びない原因は、たいてい流れのどこか1か所に詰まっています。リスト・接触・アポ化・実施を数字で分解し、最も歩留まりが悪い「律速」を1つ見つける。そこだけ直せば、施策を増やさなくても商談数は動き出します。
律速(ボトルネック)という考え方
律速とは、全体の処理量を決めてしまう一番細い部分のことです。水道管のどこか1か所が細ければ、ほかをいくら太くしても流れる水の量は変わりません。営業の商談数もこれと同じで、リストを増やしても、トークを磨いても、詰まっている1か所が変わらなければ結果は伸びません。
逆に言えば、改善すべき場所は基本的に1つだけです。あれもこれもと手を広げる前に、どこが律速かを見つけることが、最短で商談数を増やす近道になります。
商談に至る流れを4段階に分解する
商談(アポ)が生まれるまでの流れを、まず4つに分けます。
| 段階 | 数えるもの | 見る指標 |
|---|---|---|
| リスト | アプローチ対象の件数 | 母数 |
| 接触 | 電話やメールがつながった件数 | 接触率 |
| アポ化 | 商談の約束が取れた件数 | アポ化率 |
| 実施 | 実際に商談ができた件数 | 実施率 |
商談数は「リスト数 × 接触率 × アポ化率 × 実施率」で決まります。掛け算なので、どこか1段階が極端に低いと、ほかが高くても全体が小さくなります。まずは1か月分の実数をこの4段階に当てはめて書き出してみてください。
どこが詰まっているかを数字で特定する
各段階の歩留まり(次の段階に進んだ割合)を出し、一番低いところが律速です。具体例で見てみます。
例:詰まりは「アポ化」
リスト1,000件 → 接触400件(接触率40%)→ アポ20件(アポ化率5%)→ 実施16件(実施率80%)。この場合、接触はできているのにアポ化率5%が突出して低く、ここが律速です。リストを2倍にするより、アポ化率を5%から8%に上げるほうが、同じ手間で商談が増えます。
判断の目安はシンプルです。歩留まりが他段階より明らかに低い1か所を律速とみなし、まずそこだけに集中します。複数気になっても、一度に直すのは1つ。直したら数字を測り直し、次に低くなった段階へ移ります。
段階別の典型的な詰まりと対処
| 詰まる段階 | よくある原因 | 手を打つ場所 |
|---|---|---|
| 接触 | リストの連絡先が古い/架ける時間帯が悪い | リストの鮮度・架電の時間帯 |
| アポ化 | 最初のひと言が相手目線でない/対象がずれている | 絞り込み条件・冒頭30秒のトーク |
| 実施 | 日程が先すぎる/前日の確認がない | 近い日程提案・前日リマインド |
| リスト | 母数が足りずそもそも回らない | 対象の拡張・接触工程の増強 |
接触はできるのにアポにならないケースが最も多く、ここはリストの絞り込みと冒頭のフック(会う理由)を相手目線に直すと改善しやすい部分です。実施率が低いなら、商談日を遠くに置かず、前日の確認を1本入れるだけで当日の歩留まりは上がります。
自社で直すか、工程を外注するか
律速が「やり方」にあるなら、トークや日程設計を社内で直すのが先です。一方、律速が「接触量」にあり、アポ化率は十分なのに架ける手が足りない、というケースなら、その接触工程だけを外注するのが合理的です。アポ化率が安定していれば、接触量を増やすほど商談数はほぼ比例して伸びるため、外注費用に対する効果が読みやすくなります。
外注前のチェック
アポ化率が極端に低い段階で接触量だけ増やしても、低い率のまま件数だけ膨らみ非効率です。まずアポ化率を整えてから接触工程を増強する順番が、無駄が出にくい進め方です。
RIUNIONEの完全成果報酬型の商談獲得は、この「接触量がボトルネック」の場面で使いやすい外注です。アポが取れた分だけの費用なので、接触工程の増強コストを成果に連動させられます。
よくある質問
- 商談数を増やすにはまず何から手をつければよいですか
- 施策を増やすより、リスト数・接触数・アポ化数・実施数を数えて、どの段階で大きく数が減るかを見つけることが先です。最も歩留まりが悪い1か所がボトルネックなので、そこだけ改善すれば全体が動き出します。
- 律速(ボトルネック)とは何ですか
- 全体の処理量を決めてしまう一番細い部分のことです。営業では、接触はできるのにアポにならない、アポは取れるが当日来ない、といった特定の段階を指します。ほかを強化しても、この1か所が変わらない限り商談数は増えません。
- 接触はできるのにアポにならない場合はどうすればよいですか
- 相手の課題と最初のひと言が噛み合っていない可能性が高いです。リストの絞り込み条件、最初の30秒のトーク、提案の入口を見直します。会う理由が相手目線で明確になると、同じ接触数でもアポ化率が上がります。
- 自社のリソースが足りない場合はどう増やしますか
- ボトルネックが接触量にあり、社内に架電や訪問の余力がないなら、その工程だけ外注するのが効率的です。アポ化率が十分なら接触量を増やすだけで商談数は比例して伸びるため、外注の費用対効果が読みやすくなります。
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